久しぶりに書評です。

邦題 ジェンガ 世界で2番目に売れているゲームの果てなき挑戦

内容を拝読する限り、ジェンガを開発し、著者でもある
レスリースコットを踏まえたタイトルの方がよい気がします。
(もっと売れるでしょう)

ジェンガ開発の経緯から成功までのストーリーを開発者自身が
振り返るというもの。
このBlogでは触れていませんが、昨年末は大ヒットに繋がった商品の
書籍を読み返しました。(瞬足やレッドブル等)

この書籍で、印象に残ったものは

ブランド作りは一種のアートである
そのアートとは特徴描写である その特徴描写には相当の熟練が必要で
維持するにも相当なエネルギーが必要

という件です。

言い換えると、ブランド作りには、職人が必要で
一朝一夕に築くのは無理だということです。

ブランドを作るのに、お金で時間を買えません。
時間をかけて、商品やサービスの特徴を啓蒙し、その商品やサービスの
評判や名声を得て、さらにイメージや形容できる言葉に昇華させていく

意図をもって、ニーズを作り出していくことはできるかもしれませんが、
評判やブランドイメージは短期的には、作りだすことはできません。

WEBのコンテンツ作りでも同じようなことが当てはまります。

評判や人気が得がたいために、短期的な施策に走ると本末転倒です。
やり方として近道を探すことはあっても、
ブランド、商品、サービスの本来の特性を伝えることは必須です。

皆さんは自社の商品やサービスに自身と同じように考え、
並々ならぬ力を注いでいますか?