1994年に日本語に翻訳され出版された
The 22 IMMUTABLE LAWS OF MARKETING。
20年以上前に出版されながら、基本に立ち返るときには、
非常に役に立つ書籍で、繰り返し拝読しています。

私は、はじめて会う方に、いつも同じ事を発言しているのですが、
「何でも(オールジャンル)はありません」

私の同業界もしくは近い業界では、
何でもしますという方、結構多くいらっしゃいますが、
何でもできます = 何も強みや得意分野がない
と捉われても仕方がないと思います。
ましてや、販売促進や広告や分析等に携わる者が
何でもしますでは、ちょっとピントがズレています。

広島市内限定で、この話を例えると、

お好み居酒屋 のお話です。

お好み焼きの店 なのか はたまた 鉄板焼きの店 なのか はたまた 居酒屋なのか
わけが分からない業態です。
そこは、お好み焼きも食べることができるし、お好み焼き以外に鉄板焼きの
メニューもあります。もっと言えば、居酒屋風のメニューもあります。

ニーズが多様化、多岐に亘る現代にあって、お客様を一人でも多く。。
売上拡大を目指すので、、、

結論から言うと、私は、このような店には、行きません。
味や接客や価格、イマイチで、いわゆるアタリは、いままで存在していません。
お付き合いはともかく、個人では二度と行かないと、誓ってしまうケースが多々あります。

逆に、お好み焼き専門店で、かつ 昼の時間帯しか営業していなくても、
メニューに、肉玉そば、肉玉うどんしかなくても、
(焼きそばは作りません!なんて但し書きがしてある)
その味がおいしく、
ここなら!わざわざ時間を作って、お金をかけて食べに行く価値があるね、
のようなお店が 案の定ファンが多くいらっしゃいます。

この上記の例をお話させて頂いたお好み焼き専門店のお店は長らく営業されています。

話はもとい、
この業界では、1%未満の成約率に常にしのぎを削っています。
100人中100人を狙うのではなく、
100人中10人でも、「あっそう、これこれ!」 的な発想がいかに重要になるか
を身をもって知っています。
それをもって、どこに露出し、キャッチコピーやらイメージやら、レイアウトやら、順番やらを
毎日毎日どのように改善していけばよいか、数値が向上するかを考えているわけです。

掲載場所はここ。
キャッチコピーのタイトルはこの文言を利用。
フォントは2種類まで。カラーの使い方は3色。
LPはこの文章量は400文字、イメージはこの素材でこの角度から。
等の細かい枝葉の話も、もちろん重要なのですが、

ちょっとその前に、そもそも、誰に向けて、どう思われたいか
ECやウエブは、事業からみると1対多ですが、本質は1対1です。
個の体験です。

企業のご担当者や経営者とお話しさせて頂く際に、
このことを図らずとも、明確に意思をもって、
ここのこういう層を今度これで取りたいんだけど、WEBではどうしたらよい
みたいなご相談を頂く企業様は総じて業績もよいです。

「基本は焦点を絞り込むこと」

お蔭様で、4期目を迎えることができ、これも単に皆様のご協力やご支持が
あってからこそだと、この場を借りて厚く熱く御礼申し上げます。

地道に地味に業務に精進して参ります。4期目の弊社のキャッチはこれです。
(誰に向けてかは、機会があれば聞いてください)