コロナ禍で消費者行動が変わりつつあります。
私自身の行動が変化したことがあります。

身近な例を二つ
①商品を吟味する
②自分や家族を含めてできることは自分たちで行う

本質的なことを求めている時代です。
分かりやすい例で飲食店の例を挙げてみます。

(変化したこと)・大勢が集まるお店は敬遠する(5名以上での予約は避ける)
(変化したこと)・自宅で食べても変わらないものは、自宅で食べる
(変化したこと)・自宅で飲んでも変わらないものは、自宅で飲む
(変化したこと)・その場で得られる体験や感動がなければ、そのお店を利用しない
(変わらないこと)・あの人がやっている美味しいお店だから、行こう

飲食業の9月度売上等を確認しても

居酒屋/接待飲食形態  60%減 
ビール飲食店向け 50%減
外食形態(ラーメン)40%減
菓子店形態 5%減

売上が1/3になったから、仕入はストップできても、家賃・人件費は1/3で組み立て直せません。継続するのであれば、体力勝負です。

友人が漏らした言葉を思い出しました。
■コロナ前 個人でやっているお店より、チェーン店のお店の方が味にブレがないね。
■コロナ後 チェーン店のお店の画一の味なら、スーパーの総菜でも変わらないね。あのお店のこれが美味しいから行こう。

本質的なところ、自分達の価値は何で、何を提供するのか、利用者は見ています。

〇〇地方初出店 〇〇モール店 とか 今後響きません。
〇〇さんが育てた可部産無農薬規格外 丸ごと焼いて極旨 トロナ~ス 10月限定出荷 とかの方がまだ消費者に響きます。

飲食業だけでなく、小売りなどでも店舗内をなんとなく周るのではなく、
目的をもって、行動するために、情報を吟味する。
商品知識ばっちりで、行動してくるため、商品説明だけでは納得してくれません。自分が欲しい商品、食べたいと思うこと(期待すること)だけでは満足してくれません。思いも寄らない一品サービス、自分も気付かなかった発見や組み合わせのアイデアが感動に繋がります。

料理で言えば、その素材を使って、どのような感動があるのか。
うまい素材は自分で、獲ります、買います、探します。
調理の仕方でうまい、出来立てが味わえるから、わざわざ行く。
お店の味を自宅でできるなら、お店行きません。テイクアウトしません。

価値を磨くのか、収束までと言い張るのか

景気後退時の正しい行動=未来の価値構築に投資し続けること