2019年11月6日に福岡で行われたLINE Biz-Dayのイベントレポートです。

数種のセッションのなかで、「これは!」と思った内容をピックアップしてご紹介します。

【目次】

  1. 公式アカウント:「友だち」獲得方法
  2. 公式アカウント:「友だち」獲得後の施策
  3. LAP(LINE Ads Platform):広告クリエイティブの成功事例
  4. その他 今後の取り組み

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1.公式アカウント:「友だち」獲得方法

・獲得方法①無料スタンプの配布…スタンプの作成をクリエイターに依頼。その際に、自社のターゲット層にあったクリエイターに依頼したとのことです。

新聞やTVからでは獲得できない層をLINEから獲得したい場合は特に重要なポイントになるのではないでしょうか。

・獲得方法②LINEポイントの付与…自社の動画を最後まで視聴したらLINEポイントがもらえるという企画。

結果的には、獲得方法①のスタンプとは異なる層からの「友だち」獲得につながったそうです。

他にも店頭で直接お客様に声をかける、サイトから誘導する、など様々な獲得方法がありますが、絞り込まず様々な方法を実行することで「友だち」数の増加につながるようです。

 

2.公式アカウント:「友だち」獲得後の施策

LINEの公式アカウントを開設後、まずは「友だち」を増やさなければ、自社のメッセージを届けることもできません。

無料スタンプを配布したり、広告から集客してせっかく「友だち」登録してくれたユーザーからブロックされてしまうのはもったいないことです。

ユーザーがブロックするタイミングとはどのようなときでしょうか?

それは「自分にメリットのないメッセージが何度も届くとき」です。

そこでユーザーをいくつかの段階に分けて、それぞれのユーザーに共感してもらえるメッセージを送ることで、ブロックを防止している企業がありました。

例えば、何度も自社商品を購入しているロイヤルカスタマーにはイベントご招待などの特別感のあるメッセージを、

過去に購入履歴はあるが、頻度の低いお客様にはクーポンなどのお得感のあるメッセージを、とユーザーひとりひとりに合わせた有益なメッセージを配信するとのことでした。

 

3.LAP(LINE Ads Platform):広告クリエイティブの成功事例

画像だけのクリエイティブよりも、画像にテキストを挿入したクリエイティブの方が成果の高い場合があるとのことです。

例えば、「忙しいママの鉄分不足へ」といったテキストを挿入することで、ユーザーは自分ごと化しやすいので、届けたいターゲットにささるクリエイティブとなるという事例が紹介されました。

さらに狙いたいターゲットが明確な場合は、「40代の方へ」と年代を挿入することも成果につながりやすいそうです。

 

4.その他 今後の取り組み

福岡にあるショッピングモールでは、フードコートでの『注文~決済(LINEPay)~(料理ができてからの)呼び出し』までを全てLINEで完了させるように実証実験中とのことです。

こちらが実現すると、お客様はスムーズに食事ができますし、お店側にとっても時短で提供できるので人員不足の解消にもつながります。

また、登壇された多くの企業の担当者さまがお話しされていたのは、「LINEはすでに多くの人がスマホに入れているアプリ」であるということ。

お客様が新たにアプリを追加するという工程が必要ないので、その場ですぐにコミュニケーションがとれるという点でもLINEを活用するメリットを感じられているようです。

「LINEチラシ」などの新機能も登場しているので、様々な機能から自社に合ったLINE活用法を選んでいくことができるのではないでしょうか。

著者:田代

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