一般的にWEB広告は「短期間で効果が得やすい」と言われていますが、「短期間」とはどの程度の期間でしょうか?
また、最近は各プラットフォームでも機械学習化が進んでおり、「効果が出る」までの期間も変わってきました。
今回は、弊社の事例をふまえて、Google広告で機械学習を有効的に活用していく配信方法についてご紹介します。
【目次】
1. Google広告 学習期間の確認方法
Google広告では、配信中のキャンペーンが学習中かどうかは管理画面の「入札戦略のステータス」から確認ができます。
学習期間の予測日数もわかります。
上記管理画面に「掲載結果がさらに改善する場合がある」ため「特別な対応は必要ない」と記載があります。
配信開始直後は、思ったほど配信のボリュームが出ないことも多く、「設定を変更した方がいいのではないか?」と考えがちです。
しかし、弊社では新規アカウントで広告配信を開始した場合や予算やターゲティングなどに大きな変更を加えた場合は、少なくとも1週間は設定を変更せず、配信結果を見守ることとしています。
2.どういった時に学習中となるのか?
弊社での過去の事例より、Google広告では下記の変更を行った場合に、再度「学習中」となることがあります。
- 入札戦略を変更した場合
- コンバージョンアクションを変更した場合
- 予算の増減幅 20%以上の場合
- キャンペーンを一時停止しており、再開した場合
その他の変更 (広告文の変更やスケジュールの変更等)では「学習中」にはならないことが多いです。
配信結果を確認し、改善していくためには上記変更は避けられないこともあります。
しかし、期間限定でキャンペーンやセールなどを行う場合、広告効果を最大限引き出すためにはその期間「学習中」の状態になることは避けたほうがよいでしょう。
3.短期的なキャンペーンやセールでの広告配信について
短期的なキャンペーンやセールでの広告配信で効果を得たい場合、学習期間が終了するのを待っていたら、キャンペーン期間が終わってしまった…ということにもなりかねません。
短期間での配信を考えている場合、下記の点にも注意が必要です。
①コンバージョンポイントの設計
入札戦略を「コンバージョン数の最大化」にしている場合、コンバージョン数が一定数獲得できるまで学習期間となります。
例えば、1日で獲得できる購入件数が10件のショップの場合、コンバージョンアクションは「購入」ではなく、その手前のコンバージョンポイントの「カートに入れる」や「商品選択」にします。その方が、1日で獲得できるコンバージョン数が多くなるためです。
このように、本来のコンバージョンの1つ前の行動に設定することで、学習期間を短くすることができます。
②配信スケジュール
キャンペーン(セール)初日からの配信ではなく、その数日前から配信を始めておきます。予算を大幅に調整すると再度学習中になる可能性はありますが、キャンペーン(セール)初日までに①のコンバージョン数を獲得しておくということができます。
ユーザーの意思決定は複雑化していることから、企業側の予測するキーワード以外で検索される場合やこれまでとは異なるサイトからリアクションがある場合も考えられます。
機械学習が進んでいれば、予想外のユーザーのニーズにもこたえていくことが可能になります。
著者:田代
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