Instagram公式セミナーでは2023年5月に「リール」に特化したイベントも開催されるなど、より一層リールに力を入れているように感じます。
Instagramを活用して企業やショップからお客様へ情報を発信することは当たり前となってきましたが、リールはまだこれから!という方に向けて、様々なアカウントのリール構成を比較してまとめました。
リール作成の際、「テキストは入れた方がいいの?」「人物が写っている方がいいの?」「音楽はある方がいいの?」と気になる方も多いと思います。
それら3つのポイントについて「ある」「なし」によって、視聴回数は変わるのか?を検証しました。
フォロワー数によって視聴回数に差は生じるので、同じアカウントの中で比較しました。
今回は「インテリア」関連のアカウント5つを検証しました。
①テキスト〇 人物〇 音楽〇 で視聴回数1.2倍
アカウントAでは同じ30秒という長さで、テキスト・人物両方ありのリールの方が、テキスト・人物両方なしと比較して、約1.2倍の視聴回数でした。
②テキスト〇 人物2人で視聴回数2.6倍
アカウントBも①のアカウントAと同様、テキスト・人物両方ありのリールの方が多い視聴回数でした。
アカウントAと異なる点は、
- 人物が2人。1人が接客するように商品の説明をしている
- 話している内容を適宜テキスト表示している
という点です。
53秒と少し長めですが、テキスト・人物両方なしのリールよりも2.6倍の視聴回数でした。
③テキスト× 人物△ でも視聴回数は3.6倍
アカウントCはどちらもテキストなしのリールの比較です。さらに人物といっても、手元が少し映っていいるリールでしたが、視聴回数はテキスト・人物両方なしリールの3.6倍の視聴回数を獲得していました。
顔が映っていなくても、動きがある方が多く見てもらえていると考えられます。
④8秒の短さで視聴回数を獲得
アカウントDは③のアカウントC同様、どちらもテキストがなく、人物も手元だけという構成ですが、視聴回数に差はありませんでした。
①~③のアカウントと異なる点は、長さが8秒と最も短い点です。短いリールは気軽に視聴できるので、構成にはあまり左右されないのでしょうか。
⑤視聴回数がフォロワー数超え!のリールのポイントは?
アカウントEでは、今回検証したアカウントの中で唯一、フォロワー数よりも視聴回数が多いリール動画がありました。フォロワー以外のユーザーにも多く興味を持ってもらえたということになります。
また、この2つのリールはどちらもテキスト・人物ありの構成です。にもかかわらず、視聴回数が1.9倍の差はテキストの内容にあると考えられます。
どちらも冒頭で真ん中に大きくテキストが表示されていました。
「このスペースもったいなくない?」とよくあるお悩みでユーザーの興味を引き、それが解決できるということがわかるリールでした。
⑥Instagramのアルゴリズム(リール)
Instagramのリールはアプリでは、下部のリールアイコンから視聴できます。フォロワー以外のリールはここから視聴することになるので、この部分に表示されると新規フォロワーの獲得につながります。
どうすればリールに自分のアカウントが表示されるのでしょうか?公式から発表されている情報によると下記3点が確認できました。
- ユーザーが最近「いいね」した投稿と関連性が高そうと判断された場合
- ユーザーと過去にやり取りがあった場合
- 音源ページに移動する
特に3点目の「音源」に関するアルゴリズムはリールならではと言えます。
今回検証した5つのアカウントの音楽はほとんが「オリジナル音源」でしたが、アカウントEのみ、他のユーザーも使用できる音楽を活用していました。「トレンド中」の音楽をつけることで、ユーザーの耳にも止まりやすく、最後まで視聴したいという点も満たしていたと考えられます。
⑦まとめ
リールを見た後でビジネスアカウントをフォローしたことがある割合は56%と発表されています。
成果につながるリール動画の作成を研究することで、新しいユーザーとの出会いにつながるチャンスが広がるのではないでしょうか。