Yahoo広告が2021年春ごろをめどに、YDNの提供を終了すると発表しました(2020年8月)。これに伴い、ディスプレイ広告 運用型(以降、「運用型」と表記)がすでに提供を開始されています。
これまではサイトの誘導を中心に配信されていましたが、「運用型」では配信アルゴリズムの刷新により、広告目的に合わせた最適な配信が可能となるため、広告効果がより期待できそうです。
情報元:【ディスプレイ広告】ディスプレイ広告(YDN)の提供終了とディスプレイ広告(運用型)への移行について
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/845278.html
実際に、YDNから「運用型」へ移行した際に、どのような違いや効果があったのかを検証していきたいと思います。
【目次】
1. YDNと運用型の違い
①広告目的に合わせた設定
設定した目的に従って効果を最大化するよう広告が配信されます。
②オーディエンスカテゴリー(ターゲティング機能)
インタレストカテゴリーを刷新し、オーディエンスカテゴリーになりました。
オーディエンスカテゴリーでは「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」の3つのカテゴリータイプに分け、それぞれのユーザー層へ的確なアプローチを行うことができるようになりました。
- オーディエンスカテゴリーは、カテゴリータイプをまたいで複数設定可能です(上限なし)
- 各オーディエンスカテゴリー間の結合条件は「OR」です
■効果的なオーディエンスカテゴリーを選択するには・・・
パフォーマンスレポートを活用すること
- パフォーマンスレポートでは、オーディエンスカテゴリーターゲティングの設定有無にかかわらず、オーディエンスカテゴリーごとの実績値が表示される
- どのようなオーディエンスに広告が配信され、クリックや動画再生が発生しているかを確認し、ターゲティング設定に活かせる
■オーディエンスカテゴリーごとのデータを見るには?
パフォーマンスレポートのテンプレート作成時に「基本項目」の「設定項目」内、「基本」の中にある「オーディエンスカテゴリー名」を追加する。
③視認範囲ベースでのフリークエンシーキャップ
YDNではインプレッションベースでしたが、ビューアブル(視認範囲)ベース、つまりユーザーの目に触れた回数でフリークエンシーキャップがかけられるようになりました。
2.広告画像に関する注意点①レスポンシブ広告はトリミングされるので表示の確認をしましょう 。
シュミレーターを活用するのがおすすめです。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/dr/image-simulator/
②掲載面によってレスポンシブ広告やバナーしか掲載できない面もあるので、レスポンシブ広告とバナー広告の両方を作成することが推奨されています。
③バナー広告はスマホに表示されることを注意して作成しましょう。
スマートフォン配信の推奨サイズは下記の通りです。
- 600×500ピクセル
- 640×200ピクセル
- 640×100ピクセル
スマホシュミレーションもあるので、こちらも配信前に確認しておきたいですね。
https://topics-marketing.yahoo.co.jp/tool/flexible_creative_simulator/
「運用型」に変更後、1週間の効果は…
コンバージョン単価を抑えて獲得することができています。またコンバージョン率もUPしました。
冒頭に述べた通り、「運用型」は広告配信の目的を最大化するようになっているとのことなので、目的設定をしっかりすることで効果を感じられるのではないかと感じました。
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